夕方の西の空に見えている金星はしだいに低く見えにくくなります。22日夕方の西の空で水星とならびます。
5月6日5時みずがめ座η(エータ)流星群が極大
今年は翌日が満月で月明かりの影響があります。放射点(輻射点)が夜明け前に南東の空低いので見えにくいのですが、空の条件のいいところでは1時間あたり十数個の流星を見ることができるのですが数は少なくなります。しかし明るく流星痕を残すものも多いので市街地でも大流星を見るチャンスがあります。
5月7日満月「Full Flower Moon(フル・フラワー・ムーン)」
「Full Flower Moon(フル・フラワー・ムーン)」
北米ネイティブ・アメリカンでは「Full Flower Moon(フル・フラワー・ムーン)」と呼ばれます。もちろん意味はそのとおり、さまざまな花が咲き始める季節。この頃に北米では日本で知られている花では、スミレ、にんにく、アネモネなど数多くの様々な色の花が咲きます。まさに「お花見の月」という意味です。
別名、「Full Corn Planting Moon(フル・コーン・プランティング・ムーン)」,「Full Mother’s Moon(フル・マザーズ・ムーン)」「Full Milk Moon(フル・ミルク・ムーン)」
「Full Corn Planting Moon(フル・コーン・プランティング・ムーン)」
これはこの頃にトウモロコシの植え付けを始める季節だからです。北米ネイティブ・アメリカンにとって主食ともいうべきトウモロコシの栽培に重要な季節の月という意味です。農業国である日本では5月は「皐月(さつき)」これは陰暦では梅雨の季節になりますが北米の5月はようやく暖かさを感じる季節でもあります。
「Full Mother’s Moon(フル・マザーズ・ムーン)」
その暖かさをあらわすのがこの名前で母親が子どもたちを安心して育てられる暖かさになる月。つまり厳しい寒さから子どもたちを守ることから開放される月という意味です。現在のように冷暖房が行き届いた時代と違い、厳しい自然と共に生きる昔の生活があらわれたとても深い意味の名前です。
「Full Milk Moon(フル・ミルク・ムーン)」
これは私も難解だったのですが、名前のとおり酪農に関する呼び名です。1日2回搾乳から1日3回搾乳にすることができる月という意味です。これは私が酪農に縁がないために理解しにくかったのですが、乳牛の食料がじゅうぶんになり、搾乳回数が増やすことができ、1日に3回搾乳することができるようになる季節という意味だそうです。これも生活に直結する重要な意味がある月の名前ですね。ある意味「Milk Moon」より「”Full” Milk Moon」が最も適した響きに聞こえます。
5月22日 水星と金星がならぶ。
夕方西の空で見えている金星はしだいに低くなり、西に低く見えている水星とならびます。
5月24日 月と金星、水星がならぶ。
夕方西の空低く、細い月と金星、水星がならびます。
C2019 Y4 ATLAS彗星は希望薄い・・・
「アトラス彗星」が5月末には0等クラスにまで増光するという予想がありました。しかし核が分裂し暗く一般的に広くお勧めできる彗星とはなりそうもなくなりました。
5月の情報(満月の詳細は上記)
- 1日 上弦(First Quarter Moon)
- 5日 十三夜(Waxing Gibbous Moon)
- 7日 十五夜
- 7日 満月(Full Moon),望(Full Wolf Moon<Full Cold Moon>)
- 8日 十六夜※旧暦ではこうなります。
- 9日 立待月
- 10日 居待月(Waning Gibbous Moon)
- 11日 寝待月
- 13日 更待月
- 14日 下弦(Last Quarter Moon)
- 22日前後 有明の月(Waning Crescent Moon)
- 23日 新月.朔(New Moon)
- 24日 二日月(Paper Moon)
- 25日 三日月(Waxing Crescent Moon)
- 30日 上弦(First Quarter Moon)