2019年(令和元年)11月の星空【金星が夕方に!】
11月2日、土星と月が並びます。11月19日くじら座ο(オミクロン)星「ミラ」が極大となり、見るチャンスです。金星が夕方の空低く見え始め、24日は南西の空低く木星と並びます。28日~29日にかけては月、木星、金星と並びます。28日には水星が西方最大離角となり、夜明け前の東の空低く見えます。
11月2日、月と土星がならぶ。
11月2日の夕方の南西の空で月と土星が並びます。木星はかなり低くなりました。
11月12日、満月(Full Moon)「Full Beaver Moon(フル・ビーバー・ムーン)」!
「Full Beaver Moon(フル・ビーバー・ムーン)」
北米ネイティブ・アメリカンでは11月の満月を「Full Beaver Moon(フル・ビーバー・ムーン)」と呼ばれます。これは冬に備えてビーバーが巣作りをする季節の月だからそうです。
「Full Frost Moon(フル・フロスト・ムーン)」
これも北米ネイティブ・アメリカンのことばで霜(Frost)が降りる季節という意味です。
11月19日、くじら座ο(オミクロン)星「ミラ」が極大
「ミラ」は「ふしぎ」という意味があります。それは明るさが変わる星、変光星の中でも変光の幅が大きく、明るいときは2等とそこそこ明るいのですが、暗いときは10等と見えなくなってしまいます。その周期は332日もあります。つまり極大のときしか市街地では見えない星なのです。ぜひ探してみましょう。
11月24日、金星と木星がならぶ。
夕方の南西の空低く、金星、木星がならびます。見えにくい位置ですが、どちらも明るいのですばらしい眺めになるでしょう。
11月28日水星が西方最大離角
11月28日、水星が西方最大離角となり、夜明け前の東の空低くですがみつけるチャンスとなります。水星は太陽に近く、なかなか見ることが難しい惑星ですが、この前後は地球から見て太陽から西にいちばん離れます。
28日~29日、月、金星、木星がならぶ。30日、月と土星がならぶ。
夕方南西の空低く、月、金星、木星がならびます。かなり低い位置で見えにくいのですが夕方の美しい天文ショーになるでしょう。
11月の情報(満月の詳細は上記)
- 4日 上弦(First Quarter Moon)
- 6日 十日夜(とうかんや)
- 9日 十三夜(Waxing Gibbous Moon)
- 11日 十五夜
- 12日 満月(Full Moon),望(Full Beaver Moon<Full Frost Moon>)
- 12日 十六夜
- 13日 立待月
- 14日 居待月(Waning Gibbous Moon)
- 15日 寝待月
- 16日 更待月
- 20日 下弦(Last Quarter Moon)
- 25日前後 有明の月(Waning Crescent Moon)
- 27日 新月.朔(New Moon)
- 28日 二日月(Paper Moon)
- 29日 三日月(Waxing Crescent Moon)