夕方、西の空の金星が25日、東方最大離角となり、太陽から離れて高度も高く観察のチャンスです。「宵の明星」の輝きを楽しみましょう。
3月2日 ヒアデス星団の食
夕方から月没の夜中ごろにかけて、おうし座の頭の部分にあたる「ヒアデス星団」の中を月が通過します。数多くの星を月が隠してゆきますので双眼鏡があるとより見えやすくなるでしょう。
上弦直前の月のため月明りがまぶしいのですが、ヒアデス星団は明るい星も多いので月が次々と星を隠してゆくようすは小さな望遠鏡でも楽しむことができます。
3月10日、満月(Full Moon)「Full Worm Moon(フル・ワーム・ムーン)」!
「Full Worm Moon(フル・ワーム・ムーン)」
北米ネイティブ・アメリカンでは3月の満月を「Full Worm Moon(フル・ワーム・ムーン)」と呼ばれます。これはワーム(土中の虫)が暖かくなり活動を始める季節の月だからです。ようやく暖かくなるということで次の呼び名があります。
「Full Crow Moon(フル・クロー・ムーン)」
これはカラス月というちょっと面白い名前ですね。しかし北部のネイティブ・アメリカンの部族に呼ばれた名前で、やっとカラスの鳴き声が春の訪れを告げるという厳しい冬を示す名前です。
「Full Crust Moon(フル・クラスト・ムーン)」
これは雪が昼間にとけて夜の寒さで氷塊になる季節という意味だそうです。
「Full Suger Moon(フル・シュガー・ムーン)」
「Full Sap Moon(フル・サップ・ムーン)」
これもネイティブ・アメリカンの名前で、Suger Moon「砂糖月」とSap Moon「樹液月」これはカエデから樹液が出始める季節という意味だそうです。カエデの樹液はメープル・シロップとして重宝されます。そんな甘い季節の月という意味があるそうです。
3月18日~19日夜明け前 月と火星、木星、土星がならぶ
夜明け前の南東の空で月と火星、木星、土星がならぶという珍しい月、惑星大集合です。
3月20日~21日火星と木星が接近
火星は動きが速く、木星の近くにいます。最接近は20日ごろです。
3月24日水星が西方最大離角
3月24日、水星が西方最大離角となり、夜明け前の東の空でみつけるチャンスです。あまり条件はよくありませんが、近くには木星、土星、火星が大集合しておりながめはいいでしょう。
3月25日 金星が東方最大離角
3月25日、金星が東方最大離角となり太陽からいちばん離れた位置にきます。夕方の空高く見えますので金星の輝きを楽しむには最適です。
3月28日 月と金星がならぶ
夕方西の空で宵の明星として輝く金星は、28日には月とならんでみることができます。
3月の情報(満月の詳細は上記)
- 3日 上弦(First Quarter Moon)
- 7日 十三夜(Waxing Gibbous Moon)
- 9日 十五夜
- 10日 満月(Full Moon),望(Full Wolf Moon<Full Cold Moon>)
- 10日 十六夜※旧暦ではこうなります。
- 11日 立待月
- 12日 居待月(Waning Gibbous Moon)
- 13日 寝待月
- 14日 更待月
- 16日 下弦(Last Quarter Moon)
- 22日前後 有明の月(Waning Crescent Moon)
- 24日 新月.朔(New Moon)
- 25日 二日月(Paper Moon)
- 26日 三日月(Waxing Crescent Moon)