どうなる?「ベテルギウス」
オリオン座の1等星で冬の大三角にもなっているベテルギウスが急速に光度を落としています。以前より近く超新星爆発を起こす天体のひとつとされ、不安定になっている星と言われてきましたが2019年12月の天体観望会のときには市街地でみつけにくいほどに光度が落ちていました。超新星との因果関係はわかりませんが今後の変化に注目です。
1月4日しぶんぎ座流星群が極大
1月4日の17時ごろ、しぶんぎ座流星群が極大(ピーク)と予想されます。夏のペルセウス座流星群、冬のふたご座流星群とあわせて三大流星群にもなっているこの流星群は今年は昼間がピーク予想です。
このしぶんぎ座流星群はピークが鋭く、前後1~2時間に一気に出現する傾向にあります。今年はその意味では放射点が地平線付近でしかも昼間ピークですからいい条件とはいえません。夜明け前に放射点が高く昇る4日もしくは5日の夜明け前をゆっくりねらうのもひとつです。厳冬期ですから寒さ対策には気を付けましょう。
1月11日、満月(Full Moon)「Full Wolf Moon(フル・ウルフ・ムーン)」!
「Full Wolf Moon(フル・ウルフ・ムーン)」
北米ネイティブ・アメリカンでは1月の満月を「Full Wolf Moon(フル・ウルフ・ムーン)」と呼ばれます。これは名前のとおりオオカミの季節の月だからです。オオカミは繁殖期の前によく遠吠えをしますが、それが遠くまで聞こえる月という意味があるそうです。
オオカミ男と満月
「オオカミ男」は月を見て変身する・・・と言われますが、満月とオオカミの関係はこの名前にあるのかもしれません。もともとオオカミ男はヨーロッパの伝承で後付されたもののようです。またオオカミは月に向かって吠えるというのも、特に月に向いているわけではなく、空に向かって吠えた方がより遠くまで声がとどくからです。
「Full Old Moon(フル・オールド・ムーン)」
これは正直、意味がわかりません。もしかしたら旧暦(太陰暦)の月という言葉からきたのかもしれませんが、この名前で呼ばれることもあるようです。まら、オールド・ムーンは新月前の細い月のことをこう呼ぶことがあります。
「Full Cold Moon(フル・コールド・ムーン)」
これは季節をあらわし、寒い季節の月という意味です。ヨーロッパ、北米で呼ばれます。
1月28日 月と金星がならぶ
夕方、西の空で「宵の明星」として輝く金星は28日に月とならびます。その前後も月の近くに輝くので美しい眺めになるでしょう。
1月の情報(満月の詳細は上記)
- 3日 上弦(First Quarter Moon)
- 7日 十三夜(Waxing Gibbous Moon)
- 9日 十五夜
- 11日 満月(Full Moon),望(Full Wolf Moon<Full Cold Moon>)
- 10日 十六夜※旧暦ではこうなります。
- 11日 立待月
- 12日 居待月(Waning Gibbous Moon)
- 13日 寝待月
- 14日 更待月
- 17日 下弦(Last Quarter Moon)
- 23日前後 有明の月(Waning Crescent Moon)
- 25日 新月.朔(New Moon)
- 26日 二日月(Paper Moon)
- 27日 三日月(Waxing Crescent Moon)