2019年(令和元年)10月の星空【十三夜の月は10月11日!】
10月11日は「十三夜」。今年2019年9月13日(旧暦8月15日)の中秋の名月とともにお月見をする日です。「十三夜(じゅうさんや)」は「栗名月」「豆名月」ともよばれます。木星と土星が夕方の南~南西の空に見えています。20日には水星が東方最大離角となり、夕方の西の空低く見えます。
10月3日~4日、月と木星がならぶ。5日~6日、月と土星がならぶ。
10月3日~4日の夕方の南西の空で木星と月がならびます。5日~6日には夕方、南~南西の空で月と土星が並びます。木星、土星どちらも近くなったので空がちょっとにぎやかになります。
10月11日、「十三夜」「栗名月」「豆名月」
10月11日は旧暦の9月13日、中秋の名月とならぶお月見の日です。今は暦(カレンダー)が変わりましたが、昔のカレンダーでは9月だったのです。「中秋の名月」は中国から伝わったもの(中秋節)ですが、十三夜は日本ならではのものです。
中秋の名月(十五夜)と十三夜はどちらも雨でもお月見をしなければ縁起が悪いというのは迷信です。これは昔の歓楽街ではお月見の夜を景気よく盛大に祝う習慣があり、これが一度だけではなく二度目も来てくださいね。。。という意味のもとにもなったのです。しかし、一度だけ見てもいいのですが、せっかくですから二度目のお月見も楽しみましょう。お月見のお団子やススキを供える習慣は中秋の名月と同じようです。
10月14日、満月(Full Moon)「Full Hunter’s Moon(フル・ハンターズ・ムーン)」!
「Full Hunter’s Moon(フル・ハンターズ・ムーン)」
北米ネイティブ・アメリカンでは「秋分(Autumnal equinox)」に近い満月を「Full Harvest Moon(フル・ハーベスト・ムーン)」「収穫月」と呼ばれます。その次の満月を「Full Hunter’s Moon(フル・ハンターズ・ムーン)」と呼びます。10月になることが多いので10月の満月をこう呼ぶこともあります。冬に備えての狩りをする時期というのも理由です。もうひとつ、秋分の農作物の収穫後、刈り取られた畑で見通しがよくなり、狩りに都合がいいという理由もあるそうです。
別名、「Full Travel Moon(フル・トラベル・ムーン)」,「Full Dying Grass Moon(フル・ダイング・グラス・ムーン)」,「Full Sanguine Moon(フル・サングイン・ムーン)」,「Full Blood Moon(フル・ブラッド・ムーン)」
「Full Travel Moon(フル・トラベル・ムーン)」
これはネイティブ・アメリカンでは活動をする時期という意味があるそうです。10月の月はこの名前で呼ばれます。
「Full Dying Grass Moon(フル・ダイング・グラス・ムーン)」
これはもネイティブアメリカンでの名前です。枯草の月という意味があります。
Full Sanguine Moon(フル・サングイン・ムーン)」,「Full Blood Moon(フル・ブラッド・ムーン)」
これはもネイティブアメリカンでの名前のようです。「Sanguine」とは血塗られたという意味で、「Blood」とともに血液の意味があります。これも狩りによる血という意味があります。もうひとつは秋の紅葉の時期という意味もあるようです。
10月20日水星が東方最大離角
10月20日、水星が東方最大離角となり、夕方の西の空低くですがみつけるチャンスとなります。水星は太陽に近く、なかなか見ることが難しい惑星ですが、この前後は地球から見て太陽から東にいちばん離れます。
10月31日、月と木星がならぶ。
3日~4日に月とならんだ木星ですが、30日に再度月とならびます。
10月の情報(満月の詳細は上記)
- 1日 三日月(Waxing Crescent Moon)
- 6日 上弦(First Quarter Moon)
- 8日 十日夜(とうかんや)
- 11日 十三夜(Waxing Gibbous Moon)
- 13日 十五夜
- 14日 満月(Full Moon),望(Full Hunter’s Moon<Full Travel Moon,Full Dying Grass Moon・・・>)
- 14日 十六夜
- 15日 立待月
- 16日 居待月(Waning Gibbous Moon)
- 17日 寝待月
- 18日 更待月
- 21日 下弦(Last Quarter Moon)
- 26日前後 有明の月(Waning Crescent Moon)
- 28日 新月.朔(New Moon)
- 29日 二日月(Paper Moon)
- 30日 三日月(Waxing Crescent Moon)