気になる?「ベテルギウス」
オリオン座の「1等星」で冬の大三角にもなっているベテルギウスが急速に光度を落とし「2等星」の領域まで暗くなっています。周囲の星と明るさを比較してみましょう。特にベテルギウス向かって右側(西側)のベラトリクスが比較対象になります。
バテルギウスは恒星としては進化の最終段階にある天体とされ、以前より近く超新星爆発を起こす天体のひとつでした。不安定になっている星と言われてきましたが2019年12月の天体観望会のときには市街地でみつけにくいほどに光度が落ちていました。超新星との因果関係はわかりませんが今後の変化に注目です。実はベテルギウスは数年に一度急速な減光で話題になっており、今回もまた明るさを取り戻すのかそうでないかが注目されます。
2月3日節分、2月4日立春
2月4日は立春です。これは太陽の位置、黄経が315°になる日のことです。暦のうえではこれからもう春ということになります。その前日が節分です。昔は四季のたびに節分と言っていたのですが、今では立春の前だけを節分というようになりました。
春の訪れを前にして邪気払いをする風習が豆まきや恵方巻を食べるなどあります。豆まきは中国の追儺(ついな)が伝わったものとされ、恵方巻は大阪が発祥の地とされています。
2月9日、満月(Full Moon)「Full Snow Moon(フル・スノー・ムーン)」!
「Full Snow Moon(フル・スノー・ムーン)」
北米ネイティブ・アメリカンでは2月の満月を「Full Snow Moon(フル・スノー・ムーン)」と呼ばれます。これは名前のとおり大雪が降ることが多い月だからです。生活にも厳しい月ということで次の呼び名があります。
「Full Hunger Moon(フル・ハンガー・ムーン)」
これは飢餓月というちょっと怖い名前ですね。しかしネイティブ・アメリカンの一部の部族に呼ばれた名前です。ネイティブ・アメリカンは自然の影響で生活しています。もちろん穀物の収穫から日が経っています。しかしいちばんの理由はハンティング、狩りが難しくなっている月ということです。そんな厳しい月という意味があります。
「Full Storm Moon(フル・ストーム・ムーン)」
ネイティブ・アメリカンの他の部族では冬の嵐が起きる月ということでこの名前があります。日本でも同じく北半球で冬嵐がよく起きますね。
2月10日 水星が東方最大離角
2月10日、水星が東方最大離角となり、太陽から東にいちばん離れて見えます。夕方、西の空低くに見ることができるチャンスとなります。
金星も夕方西の空に宵の明星となって見えていますので対比するとよいでしょう。
2月27日 月と金星がならぶ
2月27日、夕方の空で月と金星がならびます。まだ夕焼け残る空で見ることができますから夕焼けの景色とともに楽しむことができます。
2月の情報(満月の詳細は上記)
- 2日 上弦(First Quarter Moon)
- 6日 十三夜(Waxing Gibbous Moon)
- 8日 十五夜
- 9日 満月(Full Moon),望(Full Wolf Moon<Full Cold Moon>)
- 9日 十六夜※旧暦ではこうなります。
- 10日 立待月
- 11日 居待月(Waning Gibbous Moon)
- 12日 寝待月
- 13日 更待月
- 16日 下弦(Last Quarter Moon)
- 22日前後 有明の月(Waning Crescent Moon)
- 24日 新月.朔(New Moon)
- 25日 二日月(Paper Moon)
- 26日 三日月(Waxing Crescent Moon)