10月りゅう座流星群(旧ジャコビニ流星群)
今年、2018年は母天体の「ジャコビニ・ツィナー彗星」が接近した直後であり期待されました。ただし極大(ピーク)時刻が日本時間で午前9時と予想され、時間のずれがありました。観測地は和歌山県野迫川村です。
写っていました。はじめは写り具合からそれらしくないかな?と思っていましたが、肉眼ではわりと遅い速度でした。
実はその前の午前2時ごろに大きなゆっくりとした「10月りゅう座流星群」の特徴ピッタリの流星があったのですが、撮影準備が間に合いませんでした。
しかも全天流星ビデオカメラはキャプチャーのパソコンが電源落ちてしまっていました。自動車のインバーターのソケットが接触不良で抜けていました・・・あわてるとよくないですね。
しかしこの星空!満点の星です!未明にはオリオン座と冬の大三角が。
天の川の左には「アンドロメダ銀河」が見えています。せっかく15cm望遠鏡を出したのですから撮影してみました。
前回来た時は41cm望遠鏡でしたからはみ出してしまいました。今回は見栄えします。ちなみに最近良く見る「加算合成写真(スタック)」ではありません。10秒露出1枚撮りです!
これから秋の観望会で見る「二重星団」も・・・
観望会では十数個パラパラですが、違います!!
そして「オリオン大星雲」も・・・
やはりいいですね・・・空が違うと・・・
ビデオというかキャプチャーPCが電源トラブルでうまく動かないし、自作高感度カメラもC-MOS素子がうまく合っていないようなのでまた素子交換し、そしてキャプチャー方式がよくない!キャプチャーが古く今のHD画質対応できないのでこれもバッテリー駆動のレコーダーでないともうダメですね。
今回は火球クラスのものは見られず、衝撃波も「聞こえなかった」ので流星電探は成果なし。新しい増幅器を製作中ですから、次回の火球観測には対応しましょう!何しろこれは「ペンレコーダー」「カセットテープ」記録時代(2002年)のものですからさすがに今の普通車の電源程度では無理です。「発電機」時代ですから・・・
今後はもうひとつの「九九式流星電探(1999年製作)」などを現在のデジタル式に改良して組み合わせ、超長波スペクトルとか記録できれば流星による衝撃波から地球大気との関係など検証できればと思います。
10月りゅう座流星群はもうひとつ見えましたが、夜明け前は「人工衛星ラッシュ」です!人工衛星がこれだけ身近に使われるとこうなりますよね。20秒ごとに撮影した写真を動画にしました。