10/7夕方は曇っていましたが、8時ごろ晴れ間が。

2018年10月7日午後8時の南の空

火星と土星です。

2018年10月7日の火星

火星はシルチスでしょうか。もう極冠は見えにくいようです。

2018年10月7日の土星

土星も風が強いわりにはよく見えました。

明日は守口市南部エリアコミュニティセンターの観望会です。ぜひ晴れてほしいなあ!そして・・・

10/9未明「10月りゅう座流星群(旧ジャコビニ流星群)」

旧名の方が有名です。「予想をはずす流星群」というがっかりな意味で有名になってしまった流星群です。今年は母天体の「ジャコビニ・ツィナー彗星」が接近直後のため、私は期待しているのです。

2018年10月9日「10月りゅう座流星群」午前1時の空(黒地)

ピークが早めになることがよくあります。私も10年ほど前に6時間早くきてあわてたこともあります。またその翌年には9時間早く、雲の合間に観測したこともあります。

・・・この流星群は私にとってはめずらしく「運のいい」流星群なのです。

2018年10月の星空情報

はじめての「火球」観測も「旧ジャコビニ流星群」でした。

そこで今回は「自作」「超高感度カメラ」の初舞台です。

超高感度C-MOS素子基板

歓声した超高感度ビデオカメラ

従来のWATECのN100と同程度かそれ以上と期待しています。画素数は格段に上がっているようです。(キャプチャ能力の限界まで。)今回魚眼レンズでいってみようと思います。さらに・・・

【二号二式流星電探】

2002年に開発した流星電波探信機(受信機)「二式流星電探」の改良型です。流星エコー観測(レーダー式)ではなく、流星そのものが発する電波を受信しようというものです。2001年しし座流星群での私自身が「実験体」となったことから開発しました。「超長波受信機」です。

二号二式流星電探

この真っ黒な「ブラックモノリス」のようなものの中に「超長波電波アンテナ」が入っています。メインの受信周波数が80Hz~12000HZ。これは人間が「音」として感じる音波と同じ領域になりますし、ノイズの影響が大きいのでノイズ防護処理をしています。今回素子の高感度化は間に合いましたが、増幅部が間に合わなかったので従来の増幅器のままです。

いわゆる「流星の音」の正体を探るための探信機です。1999年に「九九式流星電探」はダイポール式で長大なアンテナでしたが、それではかすかなクリックノイズしか受信できませんでした。こちらは音のやノイズの影響を排除しながら超長波(VLF)から極超長波(ULF)の電磁波の共振を電気信号に変換する原理です。フェライトコアにコイルを巻いた「バーアンテナ」と同じ構造です。また「私の右耳(内耳)の特性」を機械化したものでもあります。

今回利得が低く、ノイズの多い旧式増幅器でどこまでひろえるかわかりませんが、次の火球が見込める「ふたご座」流星群には間に合わせたいものです。