夕方の西の空、夕焼け空には金星が。
雲と見ているときれいです。
望遠鏡では・・・
少し欠けていますが、金星の大気は分厚く模様の変化などは見られません。
そして東の空には木星が。
屋根の上ですが・・・
こちらは望遠鏡では。まずは低倍率
「ガリレオ衛星」「4大衛星」がみんな見えていました。
高倍率では縞模様が見えています。低いのでぼんやりです。
そして19時21分、木星の上、うしかい座のアークトゥルスの近くに怪しい光が・・・
偵察衛星(スパイ衛星)USA186、KH-11タイプの光学偵察衛星で”Keyhole”(鍵穴)と呼ばれています。「ハッブル宇宙望遠鏡」の技術で、宇宙ではなく地上に向けると驚異的な分解能を発揮します。これがこの正体で、明るくなったり暗くなったりします。見えたらスパイじゃない!と観望会やプラネタリウムでは突っ込んだりします。
ハッブル宇宙望遠鏡と同じく大きいので見えやすい人工衛星です。日本のものは「情報収集衛星」と呼んでいますが、これは市街地では見ることができません。性能はかなりのものだそうですが、こちらは見えない・・・どういう仕掛けかは機密だそうです。