新たな小天体発見!太陽系の外縁に!

https://www.sankei.com/life/news/190129/lif1901290002-n1.html

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019012900059&g=soc

大きなニュースになっています。

これは太陽から50億km、太陽系の再縁の惑星、海王星の外、「エッジワース・カイパーベルト天体」と呼ばれる天体の仲間で、小天体がたくさんあることが今回改めてわかりました。この天体の代表が「冥王星」ですよ!案外報道されてないのが驚きました。さてその天体の直径は2.6km!50億km先の2.6kmの天体です。

これはわかりやすくたとえると、地球と月の100倍の距離から1円玉を発見したということになります!こんな芸当ができるのも、近年太陽系外の天体に地球のような惑星を発見する「トランジット法」という技術の応用。

このために「小天体」や「小惑星」と言われる物が、一気に数万から数十万から数億以上と推定されることに・・・また解説を変えないと・・・

その月は今朝は木星、金星とならんで!

2019年1月29日午前5時ごろの南東の空

2019年1月29日午前5時ごろの月

38万km離れた月ですがその100倍の1円玉を発見ですからね・・・

でもこれは直接天体望遠鏡で見たわけではなく、恒星の前を横切ったときに明るさの変化を観測するという方法です。しかし直接でなくても観測したことは事実です。しかも350万円という低予算でということですが・・・

実はバリアフリーシステムとほぼ同様!

この観測、CCDビデオカメラと望遠鏡での映像解析の組み合わせですが、基本システムは那須香大阪天文台のバリアフリー・システムとほぼ同様の組み合わせなんです・・・ということは、さらなる観測も可能に!

大阪府立中央図書館観望会での「すばる(プレアデス星団)」

もちろんあまり感度や拡大率を上げすぎると肉眼での観測とかけはなれてしまいますが、観測として応用することは可能ですね。確かに41cm望遠鏡も数km先の1円玉を観測可能な精度を持っていて、それを利用して皆様に見ていただいています。望遠鏡っていろいろすごいことがあるんです。