天文家はよく「シーイング」という言葉をつかいます。惑星などの「見え方」のことですが、地球の大気の状態のことで、上下の気流の向きの差が大きいときに大気のゆらぎの影響が大きくなります、このときが「シーイング」が悪いということがよくおこります。梅雨の時期はこのようなことが多いのです。昨日はそんな夜でした。そんなときには・・・
この奇妙なものは木星です・・・ぐにゃぐにゃ・・・
このようになるんです。ゆらゆら・・・
これが土星です。
火星も模様が見えません・・・
こんなときは高倍率が不要な、多少ゆらぎがあってもいいものをと、星雲星団に向けてみました。一眼レフを望遠鏡に直接つけて「望遠レンズ」として使います。
まずは「干潟星雲(M8)」です。
大阪の外環状線沿いでもけっこう写りました。次にさそり座の尻尾の毒針にあるM7散開星団です。
こちらはまあまあ・・・そしてM13ヘルクレス座の球状星団です。
ぼんやりと、少しまわりに星も見えます。
こんなときにはちょっと見るものを変えてみるのもいいですね。でも同じM8でも和歌山の空の条件のいいところでは。
うーんやはり違います!