偵察衛星(スパイ衛星)Lacrosse5を打ち上げたロケットが軌道が大きくずれ、さらに「きりもみ」状態となっています。去年は安定して明るく見えていましたが、2秒ごとに点滅してしまうようになりました。

予想より明るさもかなり明るく、軌道も北にずれ、また時間も遅れて見えています。先日中国の宇宙ステーション「天宮1号(Tiangon1)」の情報もお届けしましたが、同様に落下が近いかもしれません。

こちらは天宮1号のように落下騒ぎにはなりません。大きさもロケット最終段のみで小さいので地上まで落ちることはありません。間違ってもガ○ダムの「コロニー落とし」のようになりません!ご安心ください。

このロケットはタイタンIVB型、大型の衛星や昨年役割を終えて土星に突入した土星探査機「カッシーニ」を打ち上げたりと数多く使われてきました。

人工衛星の失敗や、軌道制御を失い落下する人工衛星やロケット最終段はこのようになり、かなり目立つことがあります。近年はGPSをはじめ人工衛星の需要が高まり、打ち上げ、所有国も多くなっていますので、このような光景を見ることが増えていくでしょう。