2020年11月30日の半影月食(右下が暗くなっています)

昨日の満月は北米、ネイティブ・アメリカンの部族の呼び名から「Full Beaver Monn(フル・ビーバー・ムーン)」と呼ばれています。これはビーバーが冬を前に巣を作る、あの「ビーバー・ダム」をがんばって作るからだそうです。ビーバー・ムーンとはかわいらしい名前ですね。

もうひとつ「Full Frost Moon(フル・フロスト・ムーン)」。フロスト・ムーンは「霜の月」という意味です。日本でも11月は「霜月」と呼びます。旧暦の呼び名ですから、今のカレンダーではずれて12月になりますが、同じ呼び名というのは同じ北半球だからです。しかも北米は緯度が高く、少し冬の訪れが早いようで・・・北米では日本より少し早く「霜月」になるようです。

同じ呼び名というのは同じ季節を天体から感じている証拠。同じ月を世界のどこかで見ているというのもいいものです。

そして「半影月食」というのがおこりました。

2020年11月30日の半影月食

これは部分月食や皆既月食とは違い、地球の薄い影の部分に月が入ることで、月が欠けて見えるのではなく、一部が暗くなります。(写真は望遠鏡でのものなので上下左右が反転しています)

今回は雲がありちょっとわかりにくかったのですがカメラで明るさを調整するとわかりました。