昨日の夜8時の木星とその衛星です。今からおよそ400年前、世界で初めての望遠鏡で天体観測を行ったガリレオ・ガリレイが発見したことから「ガリレオ衛星」と呼ばれています。「4大衛星」とも呼ばれます。「イオ」「エウロパ」「ガニメデ」「カリスト」の4つです。位置の変化、木星のまわりを衛星がまわっている。このことから大きな太陽のまわりを地球がまわっている「地動説」につながったことは有名です。

2018年5月10日午後8時、このときは「ガニメデ」は木星の裏側にかくれていました。

そして今朝午前3時、このときは・・・

イオは木星のすぐ近くで見えにくいのですが4つ見えました。手振れ写真ですがそのおかげでイオが写ってくれました!望遠鏡のアイピース(のぞくところです)そこにカメラレンズを合わせて手持ちで撮影していますので・・・

でも観望会のお客様と同じ条件です。

およそ400年経った今、望遠鏡もガリレオのものよりはるかに性能はいいものです。しかもスケッチではなく、一瞬で写せます。毎日見ていると当たり前になってしまい、ただ写すことだけに集中してしまいがちです。

でも、ふと考えてみると見ているのは同じ木星と衛星・・・「いまでも木星の衛星は動く」あ、元ネタは「それでも地球は動く」です!