2018年9月4日、台風21号(チェービー)による被害状況

台風21号による被害状況です。

車庫兼望遠鏡格納庫の屋根が倒壊

車庫兼望遠鏡格納庫の屋根が倒壊(圧壊)しました。昨日応急処置をしましたがこの台風の威力の前にはまったく意味がありませんでした。

望遠鏡搬送車の直前で止まりましたので搬送車と中に退避させていた常用の望遠鏡、屋内格納の望遠鏡に被害はありませんでした。

予備41cm望遠鏡の鏡筒の倒壊

以前運用し、現在は分解保管している、予備の41cm望遠鏡の鏡筒が倒壊しました。ベルトで固定していましたが、屋根の倒壊の衝撃でベルトがちぎれ搬送車側に倒壊、筒内外が変形しましたのでこれは修復できないようです。幸い、ドローチューブや指示金具は無事ですし、主鏡などは屋内に保管していますので、現在運用中の41cm望遠鏡をメンテナンスするときは筒を再生か入れ替えする必要があります。

現在主力として運用している41cm望遠鏡、西村20cm鏡、15cm改造鏡、12cm鏡、10cm屈折鏡には被害はありませんでした。

観望会の運用には問題ありませんのでご安心ください。

今回は近隣でも車庫の倒壊や屋根瓦や屋根の飛散、通信ケーブルの切断や停電、倒木などがあり、危険ながら人命優先、二次被害防止のため、倒壊物の処理にヘルメットなどで安全確保のうえで対応にあたりました。

今回の台風で被害に遭われた方にお見舞い申し上げると共に、復旧作業などで二次被害のないよう、安全確保いただきたいと思います。

玄関中から安全確保したうえでの撮影です。

この後に非常に危険な状況になりましたのでツイートなどで警告しました。

小さいものが飛んでいますが実際は屋根板や波板の破片です。上空数十メートルを飛んでますので、当たれば非常に危険な状況でした。この直後に轟音がおこり、車庫兼格納庫の屋根が押しつぶされました。

近隣の状況を考えると、怪我や家屋そのものの被害がないだけ、まだ被害は少なかったと感じています。