望遠鏡の整備の後は改造です。

15cm望遠鏡の鏡筒はVIXEN製R150S型、1本スポークが特徴でピント部と連動すること。斜鏡が小さくてすむことと、接眼部の前後移動がないこと、ピント部のラックピニオンをラックを金属側面につけられるので強度があることが長所です。しかし、1本スポークは一般的なニュートン式反射望遠鏡と見えかたに差がでます。そして現実には斜鏡が小さくありません。

これをミニ改造します。

使うのは工作用紙

あ、「たんぽぽ娘」は貼りあわせのおもりに・・・

黒い画用紙を貼ります。光の散乱を防ぐためです。

 

鏡筒の内側と外側に輪に工作用紙を貼っていきふたつの輪をつくります。使うのは内側の輪です。こちらも黒を内側に塗ります。

1本は支柱に沿って、もう1本は直交させます。これで「仮想」4本スポークになります。

さらに外側の輪には網戸の網で作った・・・「アポダイジング・フィルター」なるもの

この昔のボロボロ・・・

これを新しく作った輪の張ります。効果が不明なので(仮)、仮設です。

これで惑星用の「アポダイジング・フィルター」と4本「仮想」スポーク

「15cm反射望遠鏡(仮)改」・・・ネーミングがkリスティ・・・

さて効果は・・・

これが改装前のスピカ、「真珠星」の記事で使った写真です。右にスポークの影響で少し流れています。

昨日撮影したものがこちら。

!!光が4本に輝いて!この4本の光は回折現象で反射望遠鏡のスポーク(支柱)の数なのです。

これがベガ・・・青くきれいです。

アークトゥルスも・・・これが自然な色ですし、一般的な反射望遠鏡らしい写真です。

アポダイジングフィルターは・・・少しでしょうか?でも火星では期待できるかも・・・