昨日は前夜の暴風雨の後始末

前夜の台風に刺激された秋雨前線による暴風雨、ムクゲの木が根こそぎ倒れていました。倒れたというより根元から引き上げられたようで、電線まであわやというところまででした。

前日、波板の補修をしました。抜けたところはフックで止めるのですが、ワンタッチのプラのフックは新しいほう。金属は祖父が使っていたステンレス製です。両方でないと応急処置でも数が足らないので。左は昔使ってたウィンドサーフィンのボードです。セイルもまだ置いています。1枚は完全に飛んでしまいましたのでつけるのが難しく、とりあえずブルーシートで覆いをかけていたのですが・・・

穴が・・・前夜は降雹もあったようです。バラバラという音と轟音。竜巻のような状況だったようです。ムクゲも巻き上げられたようでした。

花も盛りでいたが仕方ありません。上をすべて切って、立て直してみるしかなさそうです。いっそのこと抜いてしまおうかとも思いましたが、それはそれで重くてたいへんですし、20年以上親しんできましたから・・・

フェンスのあたりまですべて切りましたので再生するかわかrませんが・・・

朝にかみさんと土嚢の積み方の話をしていましたが、まさか自分が土嚢を積むことになろうとは・・・その間にあるだけの土を詰め込んで立て直しました。

切った枝からカマキリとカタツムリが!彼らも被害者だったようです。グミの木にお引越しさせました。

ムクゲの花もゴミ袋へ・・・葉も花もあったので風の抵抗も大きく倒れたのでしょう。それと対照的なのが「グミ」です。

「グミ」は「ダイオウグミ」「ナツグミ」ともに無事です。このとうり・・・青葉も落ちてましたが、グミの葉は落ちやすくなっています。いちばん上の若葉は残して間の葉はありません。つまり「切り捨てた」のです。根のはりかたも違います。ムクゲはあまり根がはらないので園芸用に歓迎されますが、グミは反対に広く、深く、細かく根をはります。その細かい根に空中の窒素を固着させる「菌」を寄生させます。「窒素」は植物にとってリン酸、カリウムとともに重要な栄養素です。それを「自給自足」させます。

そして倒れにくい根をはり、上の葉は風で飛ばされそうになると切り捨てる。その切捨てられた葉のあとや枝のあとは・・・

 

鋭いトゲになります。真ん中はセンリョウ、右がムクゲです。実のつくところにはトゲができません。実はおいしく鳥や動物に食べてもらい、種には「下痢」をおこす成分で散らばって繁殖します。葉や枝は食べられないようにトゲをつくる・・・

私がグミを植えるのはこの強靭な生命力と究極の進化形態が魅力なのかもしれません。

枝の処理をしていたら「ヌマガエル」が出てきました。外から避難してくるのもいますが、これは「ウチの子」です。「何かくれんかな~」とじっと見ています。「ヌマガエル」は人になつかないといわれますが、我が家の共同生活者のヌマガエルやアマガエルはえさの虫を手からでもとって食べます。そして庭いじりをしているとミミズや虫をくれるのをあてにして出てきます。

今日は残念ながら暴風雨のあとで虫はいませんゴメンね!